2017年5月20日土曜日

ラズパイ3のBluetoothとWifi干渉対策

初めに

BluetoothとWifiはどちらも2.4GHz帯を使用しており、干渉することが知られています。
実際に、ラズパイ3内蔵のWifiとBluetoothを同時使用すると、Bluetoothの受信データにかなりゴミが入ってきます。そこで、今回はこの問題を解決する方法を考えてみました。


何がしたかったのか

自作ロボット <–> ラズパイ3 <–> PC
上記のようにデータのやり取りをしていたが、「ロボット <–> ラズパイ3」間がBluetooth接続であったために、「ラズパイ3 <–> PC 」間の接続をWifiにしてしまうと干渉してしまうので何とかしたい。


対策 : Wifiを5GHz帯で使用

2.4GHz帯の干渉はどう頑張っても解消できません。素直にWifiを5GHz帯にしましょう。
しかし、ラズパイ3の内臓Wifiモジュールは2.4GHzにしか対応してません。なので、外付けのドングルを使うことになりますが、良さげな5GHz帯に対応したドングルってあまりないんですよね。。。


こんなの買ってみた

そこで、発想を転換しラズパイさんにWifi接続させるのはやめて、有線LANを無線LANに変換できるものはないかと探したところ、無線LANコンバーターに行きつきました。
下のエレコム製の小型ルーターが良さそうだったので購入してみました。
エレコム 無線LAN ポータブルルーター WRH-583YL2-S
11ac/a 11n/b/g 433+150Mbps USBケーブル付属
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00ZFLK6KI/




この小型ルーターは以下の特徴があります。
  1. 小型
  2. USBケーブルから給電可能
  3. 2.4GHzと5GHzどちらにも対応
  4. ルーターモード、アクセスポイントモード、コンバーターモードを備える
  5. 有線LANポートを備える
小型で5GHzで使えてかつコンバーターモードを備えているルーターはあまりありませんでした。このルーターは値段も1600円くらいと手ごろです。ちなみに、ルーターの色により結構価格が変わります。黄色は安いです。


使ってみた

自宅で使う際には自宅のルーターにコンバーターモードで繋ぎます。5GHzでつないだら、Bluetoothが安定して無事通信できるようになりました。
ついでに、ラズパイとルーターへの給電をモバイルバッテリーにしてみました。
今はルーターがすでにある自宅内なので小型ルーターをコンバーターモードにしていますが、自宅外で使う際は小型ルーターの設定をアクセスポイントモードに変えてPCを無線でつなげれば問題なくLANを構成可能です。


ラズパイはgamepadの入力を取るためと、Webアプリのサーバーとして利用してます。



野望

ラズパイ3と小型ルーターとモバイルバッテリーの下にステッピングモーターをつけて移動台車にする。Bluetooth接続している機体と隊列走行とかできたら楽しそうですね。

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